それを愛とは呼ばず

作・桜木紫乃

妻を失った上に会社を追われ、故郷を離れた五十四歳の亮介。十年所属した芸能事務所をクビになった二十九歳の紗希。行き場を失った二人が東京の老舗キャバレーで出会ったのは運命だったのか。再会した北海道で孤独に引き寄せられるように事件が起こる。そこにあったものは「愛」だったのか?驚愕の結末が話題を呼んだ傑作サスペンス長編。

(裏表紙あらすじより)

本の感想!

趣味は読書。本屋さん大好き。

紙とインクの匂いが好き。

何の強制も制限もなくどこまででも好きに想像できる、本が大好きです。

言葉は無限だ(´∀`)

本の感想は備忘録として!

お気に入りたちも改めて感想書いていきたいなぁ。のんびり。

 

さて「それを愛とは呼ばず」

読みました。

「それを愛と呼ぶにはあまりに脆い」という歌詞を書いたことがありまして、勝手にシンパシー感じて購入。

桜木紫乃さんはホテルローヤルで直木賞を受賞された作家さん。

ホテルローヤルも読んだけど記憶が曖昧..だったのだけど

この作品を読み出して、現実的なんだけど時々ふわっと、なんでもない感じで非日常にはみ出るような世界観で思い出した。

描いてることは寂しい男と寂しい女の残酷な現実だったりするのだけど、同情とも哀れみとも言えない感覚がじわじわと湧く感じ。

グレーはグレーのままで良いのかもしれない。グレーのままが、良いのかもしれない。

無力感と寂しさと、けど誰も見捨てない静かな人間愛を感じる作品。

大丈夫だったものなど、いままでひとつでもあっただろうか。(本文より)